新興国と呼ばれる国にはいくつかありますが、金買取の相場に影響を与えているのは中国やインドなどが主な国です。金買取の相場は需要面での影響は大きいのですが、この需要に影響を与えるのが経済状況です。かつては先進国が経済の中心となり、新興国はその外側にあるという状況でしたが、現在のところはそうではなくなってきていて、新興国が経済を牽引するようになってきました。たとえば、GDPが1位の国はアメリカですが、かつて2位であって日本は転落して3位となり、代わりに中国が2位となりました。
インドも経済発展が一気に進んでいると言えるでしょう。このように新興国が経済的に発展したことによって富裕層が増え、宝飾品としての需要は高まっていると考えられます。金買取の相場が上昇した要因の一つがこの新興国にあると考えられています。特に中国やインドでは需要が非常に高いと考えられます。
金を珍重するという文化があることも大きな影響の一つだと言えるでしょう。経済発展によって工業需要が高まることも一つの要因なのですが、やはり宝飾品としての需要は非常に高くなっていると考えられます。金買取の相場はここ最近で落ち着きを見せていますが、経済発展が少し落ち着いたからだと考えるのが妥当です。今後も経済の発展とともに金買取の相場は変化すると考えられますから、大まかな予測をするためには新興国の経済指標などを参考にすることは必要なことの一つだと考えられます。